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ビビり毛

ビビリ毛というのは癖とは別に髪がダメージによりチリチリ、パサパサになり広がり指通りも悪くなってしまっている髪のことを言います。このビビリ毛という髪の状態になってしまうのは縮毛矯正、カラー、パーマなど髪に負担のかかる施術によると考えられます。ビビリ毛になってしまっている髪はもう髪として機能しなくなってしまっている毛で、切れ毛の一歩手前ですのでいつ髪が切れてもおかしくない状態です。ダメージがかかっている状態というのは髪のキューティクルが剥がれて髪のタンパク質が外に流失し、手ぐしを通すと毛先の方で引っかかる状態の事をさします。 また、ポーラス毛(多孔性毛)というのは、髪に刺激を与えすぎ、髪の毛の内部のタンパク質や間充物質が流れ出てしまって髪の中がスカスカ(からっぽ)の状態になっていることを言います。髪は水分不足などで乾燥毛になり見た目ではツヤやハリがなくなり、枝毛や切れ毛がとても多くなってしまいます。

・システイン酸
髪のケラチンタンパク質はシステイン同士が側鎖で繋がれてシスチン結合(S-S結合)しています。システイン酸とは、シスチンが酸化してできた成分です。システイン酸が生成されやすいのは、パーマ剤やカラー剤を使用したときです。パーマの際には、還元剤でシスチン結合を切断し、酸化剤でシステインを再結合させますが、再結合せずシステイン酸になってしまうことがあります。また、紫外線を浴びると、髪の成分が酸化してしまうため、システイン酸は日焼けでも発生します。

・ランチオニン
パーマや縮毛矯正などでかなり強いアルカリ性の薬剤に長時間さらされると、切断されたシスチン結合の片方のシステインが「デヒドロアラニン中間体」というアミノ酸に変わってしまいます。すると、このデヒドロアラニン中間体と切れたシステインが反応してランチオン結合になってしまいます。ランチオニン結合が増えるとパーマや縮毛矯正がかかりにくくなり、シスチン自体も減少してしまうのでどんどんヘアダメージは増えていってしまいます。
パーマ・カラーによるダメージが気になる方は、髪に優しい薬剤を選び、必要以上に薬剤を髪に塗布しないことです。薬剤を的確に管理するためにも、サロンで施術することをお勧めします。