髪の毛に、白く見える「節」みたいなものができて、そこからプチプチちぎれます。パッと見た目では、髪の毛に白い点々がついているように見えます。「結節性裂毛症」と言います。
ただのダメージヘアの場合もありますが、髪が作られる時点で問題が発生している場合もあります。その場合は頭皮の状態や身体の状態もチェックが必要となり、対処方法もそれに応じたものとなります。毛皮質線維が露出・断裂して、絵筆の先を向かい合わせたような像を呈する毛幹形態異常です。正常な毛髪でも、物理化学的障害が加わると発生しますが、毛幹が脆弱となる先天性あるいは後天性疾患が背景にあれば、軽微な外力でも発症します。
後天性結節性裂毛症は毛幹の形態異常の中では、比較的多い症状です。消耗性疾患、鉄欠乏性貧血、甲状腺機能異常などの内因性の原因と、物理的な外的刺激(過度のヘアケア、頭皮マッサージ、ブラッシング、ドライヤー、アイロン、ヘルメットやかつらの装用、カラーリング、パーマ、縮毛矯正、長時間の紫外線暴露、プールの塩素など)によるものが考えられています。