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感染症

感染の症状として、 発熱、心拍数の増加、呼吸数の増加、不安、錯乱などがあります。
微生物が細胞の表面に付着すると、そこを足場にして微生物が組織に侵入できるようになります。
人体は自然障壁と免疫システム(免疫系)によって 感染症の原因となる微生物から守られています。
自然障壁には、皮膚、粘膜、涙、耳垢、粘液、胃酸などがあります。また、尿も正常に流れることによって、尿路に侵入した微生物を洗い流します。
免疫システムは 白血球と 抗体を使って、身体の自然障壁をかいくぐって侵入してきた微生物を見つけて排除します。しかし、微生物の数が多いと、炎症を起こして微生物を抑え込むことができない場合があります。
炎症が起きている間は、その部位への血流が増加し、免疫細胞がその部位に到達するのを助けます。血流の増加により、体の表面付近の感染部位は赤くなって熱をもちます。体温が上昇する(発熱が起きる)と、人体の免疫機能の性能が高まります。炎症に伴って作られる物質の多くは神経を刺激するため、痛みが起こります。感染に伴うことの多い悪寒、発熱、筋肉痛なども、炎症に伴い放出される物質に対する反応になります。