髪がパサつく時は、髪の水分が足りていない感じがしたり、乾いた髪の毛が広がってまとまりにくかったりします。髪の表面は、主にタンパク質で角化したキューティクルで覆われています。キューティクルは髪の外側にうろこ状に重なり合っているのが特徴ですが、なんらかのアプローチによりダメージを受けることによって、繊細なのでめくれたり剥がれたりして傷んでしまい、髪のパサつきの原因になります。ホルモンバランスの崩れやストレスによる血行不良、紫外線によるダメージなど、何らかの要因で頭皮環境が乱れて健康な髪の毛が育たなくなってしまい、髪にパサついた質感が現れていることもあります。
・シャンプー時の摩擦
髪の表面にあるキューティクルは濡れると非常にもろく、少しの摩擦でも剥がれてしまうことがあります。まず髪を濡らすとキューティクルが開く性質からその状態のキューティクルはシャンプーの摩擦によって剥がれやくなってしまいます。シャンプーをする時はこすったりせず、ふくよかな泡で頭皮をしっかり、髪は優しくもつれないように洗うことが重要です。
・熱によるダメージ
キューティクルはドライヤーやヘアーアイロンなどの熱でも傷んで剥がれることがあります。シャンプー後に使用するドライヤーは、髪に近づけすぎたり、正しい角度でなかったり、必要以上に長時間使用することで、髪がパサついた質感になることがあります。そうならないように、ドライヤーは正しく使用することが大切です。
・自然乾燥によるダメージ
自然乾燥しようとして濡れた髪をそのままにしていると、キューティクルが開いた状態が続きます。この状態の髪はダメージを受けやすく、髪内部の水分がどんどん抜けてパサついた質感になってしまいます。また、濡れたまま放置すると、雑菌も繁殖しやすくなり頭皮環境にも良くないため、ドライヤーで素早く乾かすようにしましょう。